「予防型保険会社」を目指した,ペットの病気やケガの予防への取り組み
ペット保険業界のリーディングカンパニー(※1)のアニコム損保は、創業からの想いとして保険業界の常識を覆す「予防型保険会社」を目指しています。
アニコム損保の目指す「予防型保険会社」とは、ご契約者様からいただく膨大な症例データをもとに、ケガや病気に至る原因をひとつひとつ明らかにし、予防情報を提供し、ケガや病気を未然に防ぎ、どうぶつ、飼い主の皆の“涙”を減らし“笑顔”を生み出す保険会社のことです。
こうした「予防型保険会社」実現のため様々なアプローチを行っています。今回の特集ではその主な取り組みを紹介していきます。
※1 アニコム損保はペット保険のシェアNo.1。(株)富士経済発行「2018年ペット関連市場マーケティング総覧」調査。
家庭どうぶつ白書
アニコム損保は、年間250万件を超える症例データと過去の保険金支払い実績に基づいたどうぶつの疾患統計や、家庭どうぶつの健康管理の参考になるデータ等を「家庭どうぶつ白書」として、広く一般に公開しています。 競合のペット保険会社は勿論、他の動物医療サービスも含め、日本国内でもこれだけの詳細な動物医療データを毎年無料で公開しているサービスはありません。獣医師さんや製薬会社が活用するようなプロ向けのデータ集ですが、ご覧いただいたことのない飼い主の方、飼育を検討されている方も一見の価値あり、です。(※2)。
※2 アニコム損保公式ホームページよりご確認ください。 https://www.anicom-page.com/hakusho/
健康寿命延伸への取り組み
健康寿命延伸への取り組み
アニコムグループでは、どうぶつと人間双方の健康寿命の延伸に寄与することを目的として、遺伝病や共生細菌・腸内フローラの研究を含め、様々な取り組みを進めています。
1)どうぶつkokusei調査
①ペット保険契約者へのアンケート
アニコム損保のペット保険ご契約者を対象にご自身と契約どうぶつの健康状態やライフスタイルについて総合的なアンケート調査し、公開しています。有効回答は4,620件で調査規模としてはペット保険の満足度調査を行っているオリコンペット保険ランキングの3,730人よりも多くペット保険加入者を対象としたアンケート調査としては最大規模の調査といえます。
②疾病との関連性
どうぶつとの暮らしから一歩踏み込んだ暮らしの傾向と疾病について分析したレポートです。体格・飼育経験・甘やかし度・周辺交通量など全18分類されており、かなり詳細なデータです。
一例をあげると、ペットの飼育経験と一部の疾患の保険金請求(病院での治療)に関連性があり犬と猫では内容が違うということがこの調査で分かっています。犬では、飼育経験と肝・胆・膵疾患必尿器神経疾患、皮膚疾患、内分泌疾患の請求に関連性があり、猫では飼育経験と循環器系疾患、消化器系疾患の請求に関連性があることが述べられています。
犬については上記に挙げた疾患すべてで、初めて飼育した方の請求割合が経験者よりも多く、飼育前に正しい知識を持っていれば予防や早期発見につながる可能性があるということが言えます。
猫の循環器系の請求は飼育経験者に多いというデータがでており、本来気が付きにくい部類の疾患ですが、飼育経験が増えるほど猫の小さな変化に気づくことができるのかもしれません。逆に消化器系疾患は飼育経験者の請求は少なくなり、飼育直後や環境の変化があると起きやすく、症状のわかりやすい疾患のため、ある程度の予備知識をもって飼育環境を整えることで予防につながっている可能性があります。
経験・予備知識の有無によって、予防や早期発見できることがあるというのがデータで読み取ることができます。
2)腸内フローラ
腸内フローラとは、多様な腸内細菌が種類ごとにまとまって、ビッシリ腸内の壁面に生息している様相がまるで様々な植物が種ごとに群生しているお花畑(お花畑= flora)のようであることから、そう呼ばれています。
ヒトにおいては、腸内フローラのバランスが体調に影響することが分かっていますが、アニコムグループではどうぶつ達の健康状態を類推する方法として、ヒトや家庭どうぶつの体内で共生している腸内フローラのバランスの分析が有効ではないかと考え、研究を進めているのです。
特にうさぎについては、疾患と腸内フローラの関係について、より詳細に調査し、その結果を2017年3月20日に行われた「エキゾチックペット研究会症例発表会2017」にて発表が行われ、学術的にも価値のある研究となりました。
また、どうぶつの飼育と腸内フローラという調査では、どうぶつを飼育している家庭では乳児期の腸内フローラが豊かになるという文献報告に着目し調査した結果、飼育している家庭の成人は細菌の多様性が見られ、乳児は多様性に影響はないものの、人間の健康に有用とされるビフィズス菌を含む細菌群を多く保有しているという結果が出ています。
※2 アニコム損保公式ホームページ「どうぶつの飼育と腸内フローラ」よりご確認ください。 https://www.anicom-page.com/hakusho/
このようにアニコム損保の腸内フローラについての研究は、学術的に価値のある結果やどうぶつ飼育の有用性を裏付ける結果を出しています。
各疾病についての取り組み
アニコムグループでは特に起こりやすい病気や身近な事故に関しての啓発活動も行っています。代表的な活動をいくつかご紹介いたします。
①耳ケアプロジェクト
外耳炎は犬ではポピュラーな病気(アニコム傷病ランキング 犬全体 1位)で、どんな犬種でもかかりますが、特にトイプードルなどの人気犬種や垂れ耳の犬などがなりやすい病気です。 こうした外耳炎に悩むワンちゃんとご家族のために、役立つ情報を実例を交え紹介、啓発するのが耳ケアプロジェクトです。
アニコム損保契約者への450件のアンケート回答をもとに、点耳薬を嫌がられない裏技、上手な耳掃除方法など、すぐに役立つHOWTOなども紹介してます。 長期化もしやすい病気のため、正しい知識とケアの方法を知るための助けになります。
②STOP誤飲プロジェクト
誤飲とは本来食べるものでない“モノ”を飲み込んでしまう事故のことです。 どのようなペットでも起こりうる事故で、飲み込んでしまうものも、焼き鳥の串やおもちゃや人間の薬など多種多様です。 この事故に共通するのは、最悪死に至ることがあるということと、再発性も高いということです。 こうした身近で恐ろしい事故である誤飲を対策することで未然に防ぐために、アニコムグループでは、「STOP誤飲プロジェクト」を立ち上げています。
◆「STOP誤飲プロジェクト」の具体的な取り組み
1. 実態調査を発表
・獣医学系専門誌での発表(INFOVETS(インフォベッツ)連載:社会獣医学的挑戦)
・日本獣医師会での発表(平成23年度 日本獣医師会 獣医学術学会年次大会 保険金支払いデータ等による犬の異物誤飲の実態調査)
・家庭どうぶつ白書への掲載(2012 第2部トピック 予防と動物医療)
・STOP誤飲新聞の発行
2. 社会への働きかけ
ニュースリリース、新聞、テレビ、WEBでの掲載
③STOP熱中症プロジェクト
熱中症というと人間の子供やお年寄りが注意しなければいけない事故(病気)であると思いがちですが、ペットも熱中症になるのです。ペットも人と同じく、直射日光や温度の高い屋外や空調の効かない室内・車内に長時間いることや運動を続けることなどによって体温が上昇し、体温調節機能が正常に機能しなくなってしまうためにさまざまな症状を引き起こし、最悪の場合死に至ります。
ペットの中でも散歩などで外出の多い犬は、体高が人よりも低く地面(特にアスファルト)からの照り返しを受けやすいため、熱中症になり易く、水分補給も含めこまめなケアが必要です。STOP熱中症プロジェクトでは、夏場に「熱中症週間予報」を配信したり、熱中症新聞の発行や熱中症の発生状況、防止策などを紹介しています。
④どうぶつ診療費ドットコム
保険金支払い実績に基づいたどうぶつ(犬・猫・鳥・うさぎ・フェレット)の傷病統計を公開しています。動物名と種類、年齢、性別を選ぶだけで、アニコムの請求事例を基にした傷病が家庭どうぶつ白書同様に無料で公開されています。また個別傷病についての詳細な説明もみることができます。しっかりした裏付けのある独自データである為、傷病の説明について参照先が分からないペット情報サイトとは一線を画すサービスといえます。
まとめ
ペットの病気・ケガは知識と意識を高めれば、防ぐことが出来るものもあり、余計な治療費もかかりませんし、なによりペットを苦しませることもありません。
しかし、ぺットの病気・ケガも人間同様に予防が大切と分かってはいるけれどいちいち動物病院の先生には聞きづらい、ネットで探しても正しい情報・知識がどこにあるのかわからないのが一般的でしょう。
今回紹介した「予防型保険会社」実現のための様々なアニコムの実施策についてはどれも、一過性のものではなく、非契約者へも無料で公開しており、規模・継続性から真にペットの予防医療に貢献しようとする意志を感じ、飼い主にとって有用なものばかりです。
ペットを飼い始めた方、飼う予定の方、予防方法がよくわからない方は、数クリックで結果がわかる手軽な「どうぶつ診療費ドットコム」で、ペットがどんな病気にかかりやすいのかを把握することをお勧めします。
※アニコム損保のお申込みページに移動します
承認番号 アニコム損保:W1810-0120
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