やっぱりちょっと変わってる？ 有名人・著名人の愛犬の珍しい名前

新しい家族として犬を迎えると、最初にやらなければいけないのは名前をつけることです。
覚えやすさを考えたりや流行を重視したりなど名前の付け方はたくさんあります。 特にユニークな珍しい名前をつけようと考えた場合、発想力豊かな有名人・芸能人・著名人などの愛犬の名前を参考にしてはいかがでしょうか。 今回は名付けの参考のために、有名人・芸能人・著名人などの愛犬の名前や有名なエピソードについてまとめてみました。

歴史上の人物で愛犬家というと日本の場合、古くは聖徳太子、将軍綱吉や西郷隆盛がよく知られていますが肝心の犬の名前というと、ほとんどの方が知らないのではないでしょうか。

聖徳太子の愛犬の名は雪丸といい、人語を理解し喋りお経を唱えることができたなど、実在そのものが神秘的な聖徳太子の愛犬らしい逸話も多く、1月1日にその雪丸像が吠えれば、その年は豊作になるという言い伝えが今でも残っているそうです。死後、奈良県の達磨寺に埋葬されたとなっています。現在雪丸は、奈良県王寺町の公式マスコットとして活躍しています。

西郷隆盛の愛犬といえば、上野に立っている像に付き添う犬が有名ですが、名前は不明です。つんという名前の愛犬がモデルと言われていましたが、「つん」はメスで、銅像はオスなので別の犬のようです。

愛犬のつんの名前は珍しい名前ですが、由来は割と単純で、耳や尻尾がつんつんして尖っていたからだそうです。なんだか西郷らしからぬ可愛らしい名前ですが、名付け親は西郷ではなく、貰い受けた先でつけられた名前のようです。また、つんは現在では絶滅している狩猟を得意としていた薩摩犬だったと伝えられており、狩猟好きだった西郷はつん以外もたくさんの薩摩犬を飼育していたそうです。

ちなみに、本当のつんの銅像は、元の飼い主が住んでいた鹿児島県東郷町にあります。

歴史に名を残す個性的な方達は、愛犬につける名前もとても個性的ですね。珍しい名前がこれでもかと出てきました。常人では思いつかないような名前がたくさんです。

歴史上の人物や文化人と呼ばれる方だと少し遠い感じがしましたので、テレビ等でより身近な芸能人やスポーツ選手の愛犬の名前をまとめました。かわいい名前、珍しい名前のオンパレードです。

自身のルーティンを崩さずにストイックに野球に取り組む姿勢から、動物からは縁遠いように見えるイチロー選手ですが、実は愛犬家です。現在は２代目となったそうですが、一弓という柴犬に愛情を注いでいます。名前の由来は奥様（福島弓子）とご自身の名前（鈴木一郎）から一文字づつとったとのことです。（ラブラブなエピソードですね。）

柴犬としては体が小さいようですが実は雄犬です。愛犬とのエピソードとしては、メジャーにきて最初に落ち着いた場所がペット不可の集合住宅で、愛犬と会えないことへの寂しさを嘆いていたといいます。その後シアトルに邸宅を構えると大自然とともにすくすく育っていったそうです。

また一弓くんの子供は宗朗といい、兼ねてから親交のある川崎宗則選手から１文字とってつけたそうで、それを知った川崎選手は大喜びだったそう。

さすがは芸能人。思いもつかないような珍しい名前のオンパレードですね。糸井重里さん、さすがのコピーライター。その名も「ブイヨン」…。

日本以上に海外では犬を狩猟や愛玩犬、闘犬など活躍の場が多く、また家族として考え接していました。それは偉人と呼ばれる歴史上の人物も同じです。

イギリス王室は伝統的に愛犬家が多いのですが、イギリス王室最長の在任歴を誇るエリザベス女王（エリザベス２世）は、コーギーに深い愛情を注いでいます。

父のジョージ６性から贈られ７歳のときに初めて飼ったコーギーのデュキーから始まり、これまで３０匹以上ものコーギーと暮らし、最大で１３匹と同時に暮らしていたそうです。とくに１８歳の誕生祝いに贈られたスーザンについては、特に溺愛し、新婚旅行にもこっそり連れて行ったほどでした。このようなあまりの愛情の注ぎぶりに、息子よりも愛しているのではと噂されるほどでした。

ただ高齢になったため、死後、愛犬たちを残していくのはしのびないとのことから90歳の誕生日以降は新しいコーギーを迎えるのをやめています。

2015年にはコーギーはホリーとウィローの2匹となり、この2匹も2017年ホリー、2018年ウィローと立て続けに亡くなりました。現在ではダックスフントとコーギーをかけあわせた「ドーギー」のヴァルカンとキャンディが残っていますが、80年続いたロイヤルコーギーの血統は途絶えてしまいました。

ただし愛犬家の血脈は続いており、息子のチャールズ皇太子はジャックラッセルテリア、孫のウィリアム王子は黒のラブラドール・レトリーバー、結婚後はコッカー・スパニエルのルポという愛犬と暮らしています。

海外の芸能人やスポーツ選手も日本同様に愛犬家が多いようです。一方で特徴的なのはミックスが多いこと。これは現在犬種登録されていないデザイン犬（チワワ×プードル＝チワプーなど）とよばれる犬が人気なのと、海外の場合、保護犬を迎えるのが選択肢として大きく、保護犬活動の一貫として迎え入れるケースも多いようです。

アカデミー賞でノミネート2回、受賞1回を誇る名女優のシャーリーズ・セロンさんは大変な愛犬家としても有名で、PETA（動物の倫理的扱いを求める人々の会）に参加し積極的に支援し、実際にペットショップではなく、地元シェルターから何頭も犬をむかえいれています。その他にもジョージ・クルーニーさん、アリアナ・グランデがおり、サンドラブロックさんについては、足や目を失っているハンディキャップをもった犬を積極的に迎え入れているそうです。

名前に関しては、皆さん個性的で珍しい名前ですが、近年話題になったのは、フィギュアスケーﾄ金メダリストのザキトワ選手がメスの秋田犬にマサルとつけたことです。「マサル」とは日本語で「勝利」を意味するからだそうですが、常識にとらわれていないスタイルが競技にも生かされているのかもしれませんね。

以上、日本や海外の有名人の愛犬の名前をまとめてみました。珍しい名前や、可愛らしい名前、常識にとらわれない名前などが沢山あり、是非名付けの際の参考にしていただければ幸いです。